LLMを「評価者」として活用する『LLM-as-a-judge』の基本

本記事では、新たな評価手法として注目される「LLM-as-a-judge」を紹介します。一言でいうとLLM自身を評価者として活用する分野です。 従来の評価指標は、自由度の高いシナリオへの対応が困難でしたが、LLMを評価者とすることでより詳細で柔軟な評価が可能となると期待されています。 本稿では、この新しいアプローチの可能性と課題について、最新の研究動向をもとに紹介していきます。 「LLMを評価する」テーマに関連する研究 OpenAIが新しくLLMの事実性評価ベンチマーク『SimpleQA』をリリース 実用に役立つ知見も得られる 500以上の実世界のマルチモーダルタスクを含む、過去最大規模の評価…